楽しく坂を滑り降りることを考えて作られた、
ドイツ生まれの三輪車「ポッカール」。
3つの並んだタイヤ上のシートに座り、手はブレーキ付きのハンドルへ
夏でもふじてんのゲレンデでソリ遊びが楽しめます。
ポッカールは、2002年ドイツ人のエンジニアと医師によって登山家が楽しみながら下山するにはどうしたらいいかとの発送のもと開発された三輪車。
三輪車といっても子供用に作られた、前に1輪後ろに2輪ある形状ではありません。
インラインスケートのように、太い大きな車輪が3個一列にならび、最前列の車輪と真ん中の車輪のぐらいに、手を置く固定式のハンドル、その後ろにおしりを乗せる座席シートがついた形をしています。
サイズは高さ260mm、長さ560mm、ハンドル幅450mm、重さは3kgのオールアルミ製。非常にコンパクトな設計になっています。
一見不安定そうですが、強化されたチューブタイヤは頑丈で、アスファルトから草原のような場所、砂利道などでも走ることができ、ブレーキもついていますから、様々な傾斜のある場所をジェットコースターのようにスピードを出して降りることはもちろん、逆にブレーキを使用しながらゆっくりと降りることもできるように設計されています。もちろん安全性もしっかりと考慮されており、安全基準「TUV」をクリアしています。
ヨーロッパではワーヅドカップなども開催され、スポーツとしてもその地位を確立。日本でも徐々に知名度を上げ、愛好者が増えています。またその車輪をスキーに変えた「スキーポッカール」も開発されています。
基本的には低くコンパクトな「ポッカール」にまたいで座り、坂を下りることになりますので、足を大きく広げられる服装と運動靴のような丈夫な靴が必要です。
また当然転倒することもありますから、汚れても良い服装がベストです。また安全のことを考慮してヘルメット・パット類の装着をおすすめします。
ポッカールは比較的太いタイヤを履いていますので、見た目よりバランスが取りやすく作られています。
ですからちょっと坂を滑り降りるくらいでしたら、すぐにこつがつかめるはず。
しかし長い距離を滑り降りるには、足を浮かして、少し後ろに体重をかけたような姿勢を続ける必要があるので、少し練習が必要かもしれません。でもふじてんなら比較的穏やかな斜面で練習して、だんだん長い距離を滑れるようにしていけばOKです!